大阪電気通信大学

人工言語でコミュニケーションするカードゲーム『リグヴォルト』

ーゲーム概要ー

「リグヴォルト」は、実在する人工言語「エスペラント」を用いたコミュニケーションを簡単に体験できるカードゲームです。 単語カードを指定の順番で並べるだけでシンプルな文章が完成し、プレイを通して「エスペラント」でのやり取りを疑似的に体験することができます。

枠と背景がつながって文章になる

本格的な対戦プレイが楽しめる「バトルモード」と、みんなでワイワイ楽しめる「パーティーモード」の2つのルールで遊ぶことができ、様々な形でカードゲームを通したコミュニケーションを楽しむことができます。


ー内容物ー

単語カード:44枚(11種×4枚)

あいさつカード(バトルモード用):16枚(全6種)

お題カード・答えカード(パーティーモード用):各10枚

プレイシート(パーティーモード用)
プレイシート(バトルモード用)

ポイントカウンター(パーティーモード用)

ルールブック


ーゲームの流れー

パーティーモード

プレイ人数:3~4人
プレイ時間:10~15分

ゲームの準備

1.単語カードのうち、「Mi」のカードを各プレイヤー1枚ずつ配ります。
「Mi」以外の単語カード40枚をよく混ぜ、山札にします。
お題カードと答えカードを裏向きで置きます。

2.各プレイヤーに山札の上から5枚ずつを手札として配ります。

3.じゃんけんをして最初の出題者を決めます。
出題者は時計回りで交代に行います。お題の回答などのプレイもそのお題の出題者から時計回りで行います。

ゲームの進行

出題者は裏向きのお題カードから好きな1枚を選び読み上げます。
お題は「エスペラント」の文章と日本語の両方で書かれているので、好きな方を選んで読みましょう。

お題に回答するために、2種類の行動からひとつを選んで準備することができます。出題者から、時計回りで順番に行動します。

1.山札から1枚手札に加える
2.手札のカードを好きな枚数捨てて、捨てた枚数ぶん山札から手札に加える

お題に対する回答を手札から選び、裏向きで置きます。出題者から、時計回りで順番に回答します。
お題カードには「単語問題」と「文章問題」の2種類があります。

「単語問題」はカード1枚で回答します。「文章問題」の場合は、「Mi」のカードと組み合わせて文章を作って回答します。

出題者が改めてお題を読み、プレイヤーは順番に自分の回答を公開し、読みます。
お題に対応する答えカードを使って答え合わせをします。

答えカードには、お題の答えと採点基準が書かれています。プレイヤーの回答の得点を比べ、最も高かったプレイヤーが勝者となり、お題カードに書かれているぶんのポイントを獲得します。
最高得点のプレイヤーが複数人いた場合は、全員がポイントを獲得します。

①~④を、全てのプレイヤーが2回出題者を行うまで繰り返します。
最終的に最も獲得ポイントの多かったプレイヤーがゲームの勝者です。

バトルモード

プレイ人数:2人

プレイ時間:10~15分

ゲームの準備

1.単語カードのうち、「Mi」のカードを各プレイヤー1枚ずつ配ります。
「Mi」以外の単語カードを2枚ずつ、合計20枚を各プレイヤーの山札にします。
あいさつカードを使う場合は、裏向きであいさつ置き場に置きます。

2.山札の上から5枚を手札にします。その後、上から2枚をライフエリアに置きます。

3.じゃんけんをして先手を決めます。

4.あいさつと握手をしたら、ゲーム開始です。

ゲームの進行

バトルモードは、プレイヤーが順番にプレイを行うターン制のゲームです。
「スタートフェイズ」、「プレイフェイズ」、「スペルフェイズ」の3つで構成された1ターンを、勝敗が決まるまで繰り返し行います。

山札の上から1枚を手札に加えます。
スペルエリアにカードがある場合、「Mi」以外のカードは捨て札にします。

好きな順番で2種類の行動ができます。

1.手札のカードをセットする
手札の単語カードを、スペルエリアの対応する位置にセットすることができます。
「1st」「2nd」「3rd」の3つを揃えて、文章を完成させることを目指しましょう。
また、効果を持ったカードをセットすると、効果が発動します。

2.あいさつカードをプレイする。
1ターンに1度だけ、あいさつカードを使うことができます。

あいさつカードについて

あいさつカードは、ゲームに慣れてきた方向けの追加カードです。
左上のレベルの数字が少ない順に使用することができ、様々な効果でよりカードゲームらしいプレイを楽しめます。

③スペルフェイズ

スペルエリアに置かれたカードのSP(スペルポイント)の合計を計算します。
カード右上のアイコンが同じカードを複数枚使った場合は、1枚につき5ポイントのボーナスが発生します。

自分の合計ポイントが相手の合計ポイントを上回った場合、相手のライフを1減らします。
(ただし、最初のターンは相手のポイントがないため、ライフは減りません)
ライフが減ったプレイヤーは自分のライフのカード1枚を手札に加えます。

スペルエリアのカードは次の自分のターン開始時までスペルエリアに残ります。

スペルエリアのポイントは、相手を攻撃する武器であると同時に、相手のターンに自分を守る盾にもなる

④ゲームの決着

相手のライフ2枚を先に減らしたプレイヤーがゲームに勝利します。

作者プロフィール

遠藤竣

総合情報学部 ゲーム&メディア学科
マルチメディア技術研究室

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