大阪電気通信大学

野球に興味をもつきっかけとなるカードゲームの制作 “ベースボール・ドロー”

制作背景

 スポーツ人口の減少という課題に取り組むため、特に野球の魅力を広める活動を行っています。この背景には、自身が所属していた野球チームの解散という実体験があり、スポーツの楽しさやチームプレーの大切さを伝える重要性を強く感じたことが挙げられます。そこで、大学で学んだゲームの仕組みやデザインの知識を活かし、スポーツ未経験者や身体を動かすことに抵抗がある人でも、野球の楽しさを気軽に体験できるゲームを制作することにしました。

ゲームの概要

 このゲームは、攻撃と守備を交互に行いながら進める野球のカードゲームです。試合中、プレイヤーはカードやクイズを活用し、戦略を練って勝利を目指します。簡単なルールと適度な戦略性が組み合わさっており、スポーツの楽しさを体験しながら学べる設計になっています。初心者から上級者まで、誰でも手軽に楽しめる内容です!

ジャンル:カードゲーム
対象年齢:小学生以上 
プレイ人数:2人 
プレイ時間:15分〜20分

内容物

・カード (攻撃カード20枚 守備カード8枚 計28枚)
     (手持ち攻撃カード各5枚ずつ 手持ち守備カード各2枚ずつ 計14枚)
・ランナーコマ (3つ)
・サイコロ (1つ)
・クイズ表 (基礎問題2枚 応用問題2枚)
      (基礎答え1枚 応用答え1枚)
・ゲーム試合表 ※ペンが必要
・説明表 (3枚)

ゲームの準備

①じゃんけんで勝利した方が先攻または後攻を選びます。
②攻撃カードと守備カードをそれぞれシャッフルして山札を作り、手持ちカードをお
 互いに配ります。
③ゲーム試合表にチーム名を書きます。

ゲームの流れ

試合形式
・試合は「3イニング制」で進行!
 ①1イニングの流れ
  ・「攻撃フェーズ」と「守備フェーズ」を交互に行う。
  ・後攻チームの攻撃が終了したら、1イニングが終了。
  ・1イニングで3アウトになると、攻守交代!

「攻撃フェーズ」

① 攻撃カードの引き方
  ・攻撃側は山札から攻撃カードを1枚引きます。
  ・攻撃カードに書かれた内容で得点を入れていきます。
   (例:クイズ、三振、ヒットなど)
② 手持ち攻撃カードの活用
  ・攻撃カードを引く代わりに手持ちカードを使用可能です。
   (例: ホームラン、盗塁など)

「守備フェーズ」

①守備カードの引き方
  ・攻撃カードがヒット、2塁打、3塁打の場合に守備カードを引きます。
  ・守備カードに書かれた内容で攻撃を阻止していきます。
   (例:ファインプレー、エラーなど)
②手持ちカードの活用
  ・守備カードを引く代わりに手持ちカードを使用可能です。
   (例: ファインプレー、併殺打など)

勝利条件

・試合終了時に得点が多い方が勝利。
・同点の場合、手持ちカードが多い方が勝者となる。
・手持ちカードが同じ場合は、じゃんけんで勝敗を決める。

説明書

作者プロフィール

大江明日香

総合情報学部ゲーム&メディア学科
芸術創造環境研究室

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